補聴器をつけたまま電話を使うことは可能です。ただし、補聴器の形状によっては、受話器の持ち方に工夫が必要になります。
また、難聴によって言葉を聞き分ける能力が低下すると、声は聞こえても内容を理解することが難しくなります。

耳あな型補聴器
耳あな型補聴器の場合、通常の受話器の持ち方で使用できます。ただし、ピーピーというハウリングが起きたり、受話器の小さすぎたりする場合は、受話器の向きを変えて試してみてください。

耳かけ型補聴器
通常のように耳の穴に向けて受話器を当てても、耳せんをしているので聞こえません。
耳かけ型補聴器は、耳の上に補聴器のマイクがあります。そのため、受話器を耳の上の方へずらして当ててください。
ただし、オープンタイプの耳せんを使用している場合は、通常どおり耳の穴に向けて受話器を当てたほうが聞こえやすいこともあります。

ポケット型補聴器
ポケット型補聴器には、本体にのみマイクがあるものもあります。その様な補聴器の場合、通常のように受話器を耳の穴に当てても、イヤホンがあるので聞こえません。受話器を逆さまにもち、補聴器本体上部のマイクに受話器を当て、声が聞こえるようにしてください。
最近の新しいポケット型補聴器にはイヤホンにマイクが付いているタイプもあり、こちらですと通常の受話器の持ち方で使用できます。ただし、ピーピーというハウリングが起きる場合は受話器の当て方を変えるなどして試してみてください。